2011.07.24 Sunday
巣の装飾
こんにちは
先日、猫のマークの宅急便の方が荷物を届けてくださいました。
ちょうど荷物を引き取った時に、その宅配業者の方の携帯電話がなっていて着信音が「ニャーニャー」という猫の鳴き声でした。
会社としての方針だとしたら、その徹底ぶりに驚きますがどうなんでしょう。
猫好きの猫のマークの宅配業者さんなのでしょうか。
じゃあ、ペリカンとかふんどしがマークの会社はどうなんでしょう。
謎がいっぱいです。
さて、鳥たちは声やカラフルな羽毛によって求愛などのコミュニケーションをとることはよく知られておりますが、それ以外にも巣という構造物の構築でもコミュニケーションをとっているとい研究がサイエンス誌に発表されておりましたのでご紹介します。
Plastic adorns the nests of birds fit for a fight
〜強さを競うためにプラスチックで巣を装飾するトビ。
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-12231819
スペインの科学者は猛禽類であるトビは強い個体ほど、白い紙や白いプラスチックで巣を飾りつける傾向にあるという研究を発表した。
調査はスペインの国立公園内の127カ所の巣を対象に行われた。
そのうちの77%で産卵の20日前より巣の飾り付けが見られるようになり、孵化期には減り、その後また増えるということが分かった。
鳥は卵の孵化前に他の鳥がテリトリーに侵入したり、侵入して餌を奪うという事があるため、安全な場所に巣を作りたいと思っている。
そのため、巣を装飾することで強さをアピールするのである。
飾り付けをするのは、極端に高齢でもなく極端に若くもない7歳から12歳の鳥に集中していた。
巣を装飾することで、他の鳥に対して地位やテリトリーを表明するのである。
その他、装飾の量はテリトリーの質、鳥の体調、メスにおける繁殖時期などにより変化する事が確認された。
また、人為的に巣を白いプラスチックなどで飾り付けをすると、その巣の所有者(鳥)は、そのプラスチックを取り除こうとする。
つまり、鳥たちは自らにそぐわない装飾は拒否し、無用な争いを避けるのである。
この飾り付けは、自宅に『猛犬注意』などの看板をつけるのに似ていて、巣への‘不法侵入禁止’のシグナルになっていると研究者は述べている。
↑飾り付けられた巣。
■■■
動物たちは種ごとにユニークなコミュニケーションの方法を持っています。
とてもユニークであるため、それを知るたびに私は興味しんしんになってしまいます。
今回のサイエンスの発表のなかの、人為的に巣に装飾をした場合にそれを自ら取り除くという行為も興味深かったです。負ける争いは生命にもかかわりますので、避けるのですね。
無用な不必要な争いは避けるというのは、子孫を残すためにも重要な方法であるのでしょう。
引き続き、動物たちのユニークなコミュニケーション法に注目していきたいと思います。
↓ファイティングポーズのような姿勢でねこじゃらしを追う愛猫。
そういえば歯をむき出しにして威嚇する土佐犬の絵が描いてある『猛犬注意!』という看板を見かけまが、『猛猫注意!』というのは見た事がないですね。
先日、猫のマークの宅急便の方が荷物を届けてくださいました。
ちょうど荷物を引き取った時に、その宅配業者の方の携帯電話がなっていて着信音が「ニャーニャー」という猫の鳴き声でした。
会社としての方針だとしたら、その徹底ぶりに驚きますがどうなんでしょう。
猫好きの猫のマークの宅配業者さんなのでしょうか。
じゃあ、ペリカンとかふんどしがマークの会社はどうなんでしょう。
謎がいっぱいです。
さて、鳥たちは声やカラフルな羽毛によって求愛などのコミュニケーションをとることはよく知られておりますが、それ以外にも巣という構造物の構築でもコミュニケーションをとっているとい研究がサイエンス誌に発表されておりましたのでご紹介します。
Plastic adorns the nests of birds fit for a fight
〜強さを競うためにプラスチックで巣を装飾するトビ。
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-12231819
スペインの科学者は猛禽類であるトビは強い個体ほど、白い紙や白いプラスチックで巣を飾りつける傾向にあるという研究を発表した。
調査はスペインの国立公園内の127カ所の巣を対象に行われた。
そのうちの77%で産卵の20日前より巣の飾り付けが見られるようになり、孵化期には減り、その後また増えるということが分かった。
鳥は卵の孵化前に他の鳥がテリトリーに侵入したり、侵入して餌を奪うという事があるため、安全な場所に巣を作りたいと思っている。
そのため、巣を装飾することで強さをアピールするのである。
飾り付けをするのは、極端に高齢でもなく極端に若くもない7歳から12歳の鳥に集中していた。
巣を装飾することで、他の鳥に対して地位やテリトリーを表明するのである。
その他、装飾の量はテリトリーの質、鳥の体調、メスにおける繁殖時期などにより変化する事が確認された。
また、人為的に巣を白いプラスチックなどで飾り付けをすると、その巣の所有者(鳥)は、そのプラスチックを取り除こうとする。
つまり、鳥たちは自らにそぐわない装飾は拒否し、無用な争いを避けるのである。
この飾り付けは、自宅に『猛犬注意』などの看板をつけるのに似ていて、巣への‘不法侵入禁止’のシグナルになっていると研究者は述べている。
↑飾り付けられた巣。
■■■
動物たちは種ごとにユニークなコミュニケーションの方法を持っています。
とてもユニークであるため、それを知るたびに私は興味しんしんになってしまいます。
今回のサイエンスの発表のなかの、人為的に巣に装飾をした場合にそれを自ら取り除くという行為も興味深かったです。負ける争いは生命にもかかわりますので、避けるのですね。
無用な不必要な争いは避けるというのは、子孫を残すためにも重要な方法であるのでしょう。
引き続き、動物たちのユニークなコミュニケーション法に注目していきたいと思います。
↓ファイティングポーズのような姿勢でねこじゃらしを追う愛猫。
そういえば歯をむき出しにして威嚇する土佐犬の絵が描いてある『猛犬注意!』という看板を見かけまが、『猛猫注意!』というのは見た事がないですね。