母娘雑記帳‐つくば市・榊原動物病院発行

榊原動物病院の母娘獣医師の日常
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森のくまさん
こんにちは

お米の食味ランキングで‘森のくまさん’という種類のお米が格付けトップになったというニュースをみました。‘森のくまさん’は『森の都、熊本県産のお米』というのがその由来だそうです。
「『森のくまさん』はほのかな甘みがあり、つやなどの見ためも抜群」と紹介されていましたた。お米の話しとは理解しながらもどきっとしてしまいますね。
スタコラサッササのサ






さて、甲状腺の論文が読みかけなのですが、犬の記事を見つけました。
Effects of social support by a dog on stress modulation in male children with insecure attachment
http://www.frontiersin.org/Educational_Psychology/10.3389/fpsyg.2012.00352/abstract
ストレス下にある子どもにおける犬の効果


愛着に対してinsecure-avoidant(不確実/安定しない回避型)、disorganized (回避型)のタイプの子どもたちが社会的ストレス下において人間のサポートと犬のサポートを受けたときのストレス反応についてを研究の目的とした。
愛着のタイプがinsecure-avoidantもしくはdisorganizedである47人の男の子(7歳〜11歳)を調査対象とし試験者用社会ストレステスト(Trier Social Stress Test for Children;TSST-C)を用いて実施された。
24人はフレンドリーなセラピー犬、10人は人間、残りの13人はおもちゃの犬が対応した。

ストレステスト実施に際し、子どもたちのだ液中のコルチゾールからストレスを5回測定した。
セラピー犬存在下でのストレスを示すコルチゾールの値は他の2つの条件(人間/おもちゃの犬)と比較して特に4回目、5回目の測定で著しく低く、全体としても低かった。
また子どもと犬が接触することとコルチゾールの量に相関がみられた。
社会的ストレス下にあるinsecure-avoidantもしくはdisorganizedである男の子については人間よりも犬によるサポートのほうがストレスを軽減させることが分かった。
ストレスは子どもたちの学習やパフォーマンスを妨害するので、動物介在教育は有効であると思われる。

コルチゾール:ストレスに反応して分泌が増大するホルモン。ストレスホルモンとも呼ばれる。



■■読んでみての感想■■
動物がそばにいると緊張が緩むようなことは多くのひとが経験していることだと思います。
私もそれは長いあいだ感じてきたことであり、それが動物のそばにいたい大きな理由のひとつなのでしょう。

今回の記事では愛着(アタッチメント)に対してある傾向を持つ子どもたちが対象になっていましたが、その他の傾向の子どもたちや特定の強い傾向を持たない子どもたちの結果も気になるところです。調査の詳細な方法、人間/おもちゃの犬と比較して生きている犬がストレスに影響すると思われる因子についての考察などをより細かく知りたいと思いました。

動物介在活動、動物介在教育、医療行為としての動物介在療法などがひとの心身の健康に影響することが報告されています。それは何かの代替えではなく、動物だから良い効果が得られるようです。ひとは動物の何に刺激され反応するのか。これはいつも私が興味を持っている部分です。さらにひとに良い効果を与える動物たちの心身の状態についても知りたいと思っています。



↓体重測定



↓体重計でのピース









↓手芸が趣味の家族が作った服を着る愛犬



ワンピースには少し短い。。。

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