母娘雑記帳‐つくば市・榊原動物病院発行

榊原動物病院の母娘獣医師の日常
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フックン船長
こんにちは
つくば市のイメージキャラクターが宇宙飛行士型ふくろうロボットの『フックン船長』に変更になったそうです。
公式ツイッター(@fukkunsencho)で「よろフク~」「つくばだいすきフクッ♥」とつぶやくフックン船長にいまだなじめずにいます。
ちょっと詰め込みすぎな感じがしますし、先代の『ツクツク』が宇宙服を着たんじゃだめだったのかとか、やっぱりコスモ星丸がいいんじゃないかとか、そもそもゆるくなきゃいけないのかとか思ってしまうのは懐古主義でしょうか。
そんなことを書くと「おこったフクー!」などと言われてしまうかもしれませんね。



フックン船長
↑よく見るとけっこうかわいいフックン船長



Familiarity Bias and Physiological Responses in Contagious Yawning by Dogs Support Link to Empathy

http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0071365

Introduction
他のひとのあくびを見たり、聞いたりしてそれが伝染することは興味深いことであるが、その根本的なメカニズムは不明のままである。あくびの伝染は健康なひとにおいては45−60%に見られ、それはビデオによる調査で実証されている。最近は、あくびの伝染は伝達、社会的相互作用、共感などにおける生得的な反応と考えられ、他人のあくびの伝染は共感などに関係しているとされている。
最近の研究では社会的感情は共感に関連するとされていて、あくびの伝染の発生頻度、反応性に影響を与えることがひとにおいて実証された。さらにあくびの伝染効果は自閉症などの共感障害などのケースでは損なわれているようである。

あくびの伝染と共感はひと固有の現象ではなく、チンパンジー、ボノボ、ゲラダヒヒで確認されている。ヒトと同様に社会的結合が強い種のほうがあくびが伝染する可能性が高い。
あくびの伝染については霊長類以外では注目が少ないが、鳥類ではセキセイインコ、あとはイヌで実証または示唆されている。


最初の実験ではひとのあくびの後に72%という高い割合で被験犬はあくびをした。著者はイヌが高い社会的コミュニケーション能力を持ち、ひとへの感情移入の能力を持つから、あくびをキャッチすることができる可能性があると示唆した。
Madsenらの実験によると、イヌが伝染的にあくびをすることが確認されたが、それに感情的な親密さが伝染の強さに影響するかを実証することはできなかった。しかし、聴覚刺激を用いてイヌにおけるあくびの伝染性と共感の関係を示す別の研究が最近ある。Silvaらはイヌがひとがあくびをするときの音に反応しているのではと疑ったが、ひとのあくびの音に反応しているだけではなく、親しくないひとよりもより親しいひとへのあくびに反応していた。

一方でイヌにおけるあくびの伝染性について調査し、共感との関連についての証拠を発見した。
研究によるとイヌが刺激によってあくびを頻繁にするのではなく、あくびをするひととの社会的な絆の深さがあくびの発生に関連していた。

イヌの伝染性のあくびを検討する。イヌを含むいくつかの動物種における自発的なあくびは心理的緊張、軽度のストレスが関連している。このようにイヌを不安にするいくつかの刺激(たとえば飼い主が見えないといった状況)を提示することで、イヌが特定の状態の間、より頻繁にあくびをする可能性がある。
緊張のあくびと自然なあくびを不安の行動指標として視覚的に区別する研究もあった。
しかし、あくびの強さの客観的定義や不安行動の指標に関する量的データを報告する研究はなかった。
心臓の聴診によりストレスを測る方法も用いられたが、聴診器の使用自体がストレスレベルに影響を及ぼし、ストレスの正しい評価の妨げになる。
このようにイヌのくびの伝染に関する研究は、ストレス反応仮説を除外することができなかった。

異種間のあくびの伝染性について研究することは、動物の進化の過程の共感を探るうえで強力なツールになるだろう。
しかしながら、霊長類以外の動物ではさらなる研究が必要とされている。
現在、イヌにおいてあくびの伝染性を観察されようとしている。
とくに、イヌのあくびがひとなどの霊長類のあくびの伝染に似ているかどうか、緊張や不安に基づくものなのかを研究した。
心拍数(HR:heart rate)、心拍変動(HRV:heart rate variability)など自律神経の変化を測定することでイヌの心理的変化や不安を測定した。
そしてあくびの伝染と共感が関連するであろうという仮説をたてた。


■読んでみての感想■
親しい人とそうでもない人とであくびの伝染に違いが出るという点について非常に興味を持っています。行動のシンクロ、心理的な距離の近さ(親しい等)についてこの論文のなかでどのような展開がされるのか楽しみです。
私はいつもストレスなど行動の数量的な把握の方法に興味を持っていますので、’行動‘が量的に報告される具体的な方法を知ることができればいいなと思っています。それを知ることで困った問題に陥った場合、その困りの度合いを知り、それに応じた対応ができるのかもしれません。





ソファのへりからこちらを見る愛猫。
| 娘雑記帳 | 17:16 | comments(0) | - |
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