母娘雑記帳‐つくば市・榊原動物病院発行

榊原動物病院の母娘獣医師の日常
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犬と見つめあうこととめだかの話し。
こんにちは
8月の中旬を過ぎたころ、親戚の小学校1年生の子は7月中にほとんどの宿題を終わらせた旨を報告し「やるぅ〜」と周りを感心させたのですが、その後ラジオ体操カードをとりだし「これはどうすればいいの?」と言っていました。
その後、どうしたのか聞いていないですがどうなったんだろう。なんかどきどきしますね。



 
スレッドを開きました。未読メッセージは 1 件です。
Dogs can bond like babies
ひとの赤ちゃんとのように犬と絆をむすぶ

http://www.bbc.com/earth/story/20150416-dogs-can-bond-like-babies

犬の目を見つめることで人の母子間の絆の発生と同じようなプロセスを得ることができる。
人の母子間ではアイコンタクトが交わされることにより母からオキシトシンという「愛のホルモン」と呼ばれるホルモンが分泌され、その絆を深める。
親と子の感情的な絆は親と子相互の刺激により結ばれていくのである。
研究によると、犬とアイコンタクトをとったり撫でることで人にオキシトシンと類似した物質が分泌される。
日本の研究者は’相互視線(“mutual gaze”)‘をすることで母子間に似たような絆が犬と人との間にも生まれることを発見した。そしてそれは家族に対するものと同様の感情を感じるようになる。

埋め込み画像 2
メスの犬にオキシトシンが投与されると注視行動が増える(credit: Mikako Mikura)


調査結果はサイエンス誌に報告され、オオカミは同様の反応を示さなかったことが報告された。
著者は結果について、これは犬が飼いならされていく間に進化した結果であろうと述べた


犬は人との間に絆を形成する機構を築くことができたので、人とともに暮らすようになったと麻布大学獣医学部の永澤 美保博士は言う。
犬は同種間においては確認されていたが、他種の間でもそれを遂行させることで進化を遂げてきたのである。

飼い主と犬が30分ずつ部屋にいてアイコンタクトをとる実験をした。
長時間アイコンタクトをするグループと短時間アイコンタクトをする2つのグループに分ける方法で行われた。


オオカミとの違い

アイコンタクト後、多くの犬のオキシトシンの濃度は有意に増加し、また飼い主のオキシトシン濃度も増加した。
次の実験では、犬の鼻にオキシトシンを噴霧しその30分後にその犬の飼い主が犬が知らない人と一緒に部屋に入ってくる。
結果、メスの犬のほうがより長く飼い主を見ていることが分かった。またその犬の飼い主も多くオキシトシンを分泌していた。

埋め込み画像 1


結果には性差が見られ、オキシトシンの機能によりオス犬のほうが効果が低かった。
研究者は結果により、人と犬との間の相互の絆はオキシトシンの駆動によりループ状に形成されていることが報告された。

人と犬がアイコンタクトを交わすことで人の脳内にホルモンが分泌され、それに導かれ人は犬とより相互に作用する。これらにより犬もオキシトシンが分泌される。

同じ実験をオオカミにすると犬と同じ結果は得られなかった。著者によるとオオカミは人や犬のコミュニケーションとは同じではないことが示された。


■■読んでみての感想■■

何かを訴えているのか、こちらの動きを探っているのかじーっと犬に見つめられ、犬は何を 考えているのだろうと思った経験がある人は多いのではないでしょうか。
見つめてる理由は何か物質的なものを要求しているのか、不安の解消のためなのか、愛情表現のひとつなのか、はたまた敵意なのか。。。
獣医になりたての頃、助手として先輩獣医の後ろで診察室にいたときにとてもきれいな目の色をした犬がいて思わずじーっと見ていたらあちらが勘違いをしてウーッと唸られた経験を思い出し犬の目をじーっと見つめることに多少アンビバレントな感情を抱くような経験もあるのですが、親しい関係(ペット)であるというのが今回の大前提にあり、アイコンタクトによりホルモンの作用が刺激され絆が深まるというのが今回の記事でした。



オキシトシンというと分娩時の子宮の収縮や、乳汁の分泌など母子間で重要なホルモンとして知られていますが、最近は他者とのふれあいでその分泌が促進されることから「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」として紹介されることもあるようです。
犬が人を見つめることで人のオキシトシン分泌が促進され、それによりさらに犬のオキシトシン分泌も促進され、見つめあうことでオキシトシンの分泌とともに絆がループしながら形成されていくという話しでした。
母子間で知られたホルモンの分泌のループが他種間で起こるというのは興味深いです。

犬のしつけの本にはアイコンタクトという言葉が頻繁に出てきます。それは主従関係を理解させるためとか、指示に従わせるたまに注意をひくためとかその意味については色々で、うまく納得できないこともありました。
じぶんの犬がじーっと視線をむけてくれていたり、何かの拍子に視線が合うことは嬉しい瞬間ですし、こころが通じ合うという気がします。こちらに注意をむけてくれていることは頼りにされているようななんとも満たされた気持ちになるのかもしれません。
今回の記事によりじーっと見つめあうことで起こる良いことがわかりました。犬の視線を感じ、犬を見つめることでより仲良くなれるようです。
今回の研究は日本の獣医大学が発表したものでした。そのためもあってか論文以外にもコラムのような読みやすい日本語の記事もたくさんあるようでした。ご興味あればそちらもぜひお読みください。


↓私を見つめる犬。





↓めだかの水槽が増えました。院長がせっせとお世話をして楽しんでいます。

院長はめだかの成長をスマートフォンで写真に撮って観察するのが日課です。
夢中になりすぎて水槽のなかにスマホを落としてしまう事件も起きました。院長も私もびっくりしましたが、だれよりめだかもびっくりしたことでしょう。。。


↓小さいけれどビオトープ。


↓ちゃんと写らなかったけれどこめだか。じっさい見るととてもかわいいです。

少しづつ大きくなってきたこめだか。たくさんいるのでおわけしています。

 
| 娘雑記帳 | 17:21 | comments(0) | - |
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