こんにちは
先日、小学校2年生の女の子が私のことを興味深げに見ているのに気づきました。
なんでも『動物のお医者さん育成ゲーム』というのがあるらしく、それに獣医師が出てくるんだそうです。
彼女は動物を飼っていないので獣医師なるものを初めて見て感激したと喜んでくれました。
ただこれは診察室以外での出来事でして、私は白衣も着ていないただの三十路だったので申し訳ないと思いながらも、彼女の熱い視線に背筋がしゃんとする想いでした。
『動物のお医者さん育成ゲーム』というのはどんなゲームなのか興味を持ちました。
院長兼実母のあしらい方とか、2代目の苦悩なんかもクリアしていかなくてはならないのでしょうか。
さて、興味深い本を見つけました。
↓ 『江戸時代に描かれた鳥たち』 という本です。
おもには江戸時代の絵師によって描かれた外国産の鳥たちの絵が載っています。
輸入の経緯や、鳥の図譜が作られる経緯、徳川家と鳥の関係なども記されています。
鎖国時代ではありながらも、出島などの港には鳥類も輸入されていた記録などは非常に面白いです。
『梅園禽譜』や『外国産鳥之図』といった図譜は、分類を意識した図鑑的要素よりも珍しい鳥を色鮮やかに並べた絵巻的な要素が強かったとこの本に書かれています。
宝永七年(1710年)には『喚子鳥(よぶこどり)』という鳥の飼育書も刊行されていたそうです。
しかも飼育書の完成度は非常に高いものであったらしいです。
↓鳥の生態についても詳細に図示されています。
↓文鳥のページ
↓鮮やかなボウシインコ
江戸時代、どこから鳥が輸入されていたか。などの記述も興味深いです。
↑指し示すのはロシア?
日本人と鳥との歴史が非常に興味深かったです。
『十分な手入れがされておらず爪が伸びているようであった』などこの本の著者の絵に対する的確で細かなコメントもなかなか面白かったです。
当時の日本人にはカラフルな鳥たちのすがたはどのように映ったのでしょうか。
どの時代であっても鳥たちの色鮮やかなすがたや美しい声色は多くの人を魅了するのだと思います。
↑タイムマシーンがあれば江戸へー。
こんにちは
先日、郵便局で「確定申告の書類を郵送したいのですが」と窓口の方に言っている方をお見かけしました。
いまだ確定申告を済ませていない身の私としてましては、個人事業主であると思われるその方がどこか晴れ晴れと成し遂げた感に満たされているかのように見え、思わず羨望のまなざしで見てしまいました。
そんなこと考えている暇があったら、とっとと準備すればいいのですが、いまだ確定申告に至っておりません。。。
さて、ナショナルジオグラフィック誌の特集が興味深かったのでご紹介いたします。
↓犬の遺伝子を科学する という特集です。
私が入手したのは、英語版ですが日本版でも同じ特集が組まれておりました。
表紙はワイマラナーで有名なウィリアム・ウェグマンの写真ですね。
↓85の犬種について遺伝子を調べ、グルーピングした結果が発表されていました。
マスティフのグループにG.シェパードがいたりと意外な結果も見られます。
ナショナルジオグラフィックというと、何より写真が綺麗です。
↓それぞれの犬種が非常に魅力的に撮影されていて、その犬種ごとの気質まで表現されているかのようです。
私たちヒトにとって犬は非常に身近な存在であると思います。
からだの大きさ、毛の様子、耳の形…などその外貌は犬種ごとに違いを持っています。
例えば、日本のような四季のある土地で暮らす犬たちはダブルコートというタイプの被毛をもち、季節が変わるたびにごそっとアンダーコート(下毛)が抜けます。
そのように、進化は土地などの環境に深く関与していたようです。
このような犬たちの進化の過程や、起源を知ることが私はとても好きです。
それは犬たちのルーツを知ると、彼らの姿や気質にはきちんと理由を理解することでより仲良くなれる気がするからかもしれません。
例えば、水猟犬であったラブラドールはやはり水を見たら飛び込みたくなるのが性分だし、ハウンド系の犬たちは走るのが大好きで穴を掘るものも得意です。そのような彼らの性分として好きなことや、得意分野をしている時のと犬たちは非常にごきげんであるようで、そのすがたを見ていると楽しいです。
今回の特集のように、遺伝子を知ることでより犬たちを深く知り、より仲良くなれればと思います。
↓どこかで見たことがある顔です・・・
当院のこの方(↓)と同じ犬種です。
↓本人に見せました。
堂々と誌面を飾る同じ犬種のきみを羨望のまなざしで見つめているのでしょか。。。
‘十犬十色’と記事に書かれていたけれど、我が家のメンバーを見てもその通り。
やはり犬は魅力的。私の犬への情熱は幼いころより変わらないようです。