母娘雑記帳‐つくば市・榊原動物病院発行

榊原動物病院の母娘獣医師の日常
アララの呪文と刷り込み

こんにちは
オカメインコと暮らしております。
おしゃべりが上手で犬の真似、じぶんの名前、同居鳥の名前を言えて、ピタゴラスイッチのテーマを
歌うことができます。
そろそろ新しい歌をと思い、ちびまる子ちゃんのテーマソングであった『アララの呪文』を一日に何回か聞かせはじめました。
(参照→
youtube)

インコに歌を教えるのにはとにかく何度もしつこく聞かせるのが秘訣なのですが、インコに聞かせるのと同時に私もしつこく聞いているので、

不思議なことばかりあるのさ
ネス湖 ツチノコ ナゾのバカ
だからへんてこでもいいのさ
アララ カタブラツルリンコ


…という歌詞が頭から離れずにいます。
インコがこの歌を覚えるのより先に、へんてこでもいいのさというポリシーが私に植え付けられそうな気がしてまいりました。困りましたね。
へんてこでもいいか、歌をかえるか。。。





さて、今回は行動とホルモンについての論文を読んでみました。
Thyroid hormone determines the start of the sensitive period of imprinting and primes later learning
http://www.nature.com/ncomms/journal/v3/n9/full/ncomms2088.html
甲状腺ホルモンは刷り込みの初期と、のちの学習に関与する


鳥類の刷り込みについては以前から熱心に研究されてきた。
ニワトリやカモのヒナはふ化後、最初に目についた動くものを追いかける性質がある。
この時ヒナたちの対象になるのは通常、生物学的な母親であるがそれ以外もその対象になりうる。
この刷り込みという学習行われるのは、ふ化後数日間の「臨界期」や「感受性期」と呼ばれるごくわずかな期間だけである。
このわずかな期間を調整する因子については諸説あるがあまり分かっていなかった。

自然界において刷り込みは視覚と聴覚刺激で構成されている。
ヒナの脳の終脳の(IMM intermediate medial mesopallium)という領域が視覚による刷り込みに重要な役割を果たしていることが分かった。
電子顕微鏡で確認するとIMMのシナプスは刷り込みに反応を示すことが確認された。
さらにIMMの遺伝子も刷り込みに関与していることが分かった。
同じような経緯で聴覚による刷り込みはMNMが関与していた。

このように刷り込みは視覚と聴覚の二つから刷り込みは構成されていて、それはまるで脳内のそれぞれの部位がネットワークを持つことで刷り込みを完成させているかのようである。

以前に刷り込み時に脳内に優先的に発現する遺伝子は特定したが、分子メカニズムの詳細については分からなかった。
そして甲状腺ホルモンが関与することが示された。
ヒナの脳内に甲状腺ホルモンが急激に流入されることで、脳内で非ゲノム作用(non-genomic
mechanisms;遺伝子が作用せずにという意味)により、特異的に刷り込みを可能にするのである。
実験のデータから刷り込みの臨界期において甲状腺ホルモンが重要な因子であることが示された。


…つづく


■■読んでみての感想■■
有名な動物行動学者ローレンツ博士の‘刷り込み’の話しに興味を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
ヒナが母鳥以外の動物などに刷り込みをしよちよちと追いかけるすがたは非常に可愛らしかったのですが、少し不思議な感じもして幼いながらにとても印象的な光景として記憶していたことを覚えています。

そもそも甲状腺ホルモンとは様々な代謝に関連するホルモンで、その分泌が過剰であると高血圧、体重減少などの症状を示す甲状腺機能亢進症という病気(ヒトではバセドウ病という別名)を引き起こすことが知られていると思います。鳥類において甲状腺ホルモンは季節が変わるときの換羽に関係すると言われています。

動物が示すユニークな行動はたくさんあってその行動が何を目的としているか、それが行動として発現される過程を神経生理学に基づき考えそれを知ることは非常に楽しいことだと思います。
生命現象は神経と脳の関係のように多くの事柄が連続性を持って成り立っているようです。
専門用語なども出てきますが、刷り込みというユニークな行動から脳や神経さらにはホルモン…と身体の内部の連続性についてつらつらと考えてみても面白いのかもしれません。







↓めだかがふ化しました

こめだかなう




↓記念撮影をしようとしたら交互に目をつぶる愛猫たち




| 娘雑記帳 | 20:00 | comments(0) | - |
ネズミの恋の歌

こんにちは
洗濯機を直そうとした時にノーベル賞受賞の連絡を受けた山中氏に閣僚有志16人から洗濯機が贈られるというのがニュースになっていました。
直していたのが洗濯機で良かったように思います。
直していたのがソユーズとか加速器とかだったら大変でしたよね。






Mice learn songs in similar way
 to humans and birds

http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-19898947
ヒトやトリと似たような方法で歌を覚えるマウス


アメリカの研究者はマウスの聴覚には歌を覚える能力があることを発見した。
オス同士を同じケージに入れると、彼らは同じピッチで互いに歌っていることがわかった。
マウスはヒトやトリと同じような音声学習を可能にする脳のメカニズムを持っているということが研究者により発表された。

しかし、一部の研究者は証拠がそろっていないということから懐疑的な見解を見せている。



最近の研究によるとオスのマウスはメスに対して複雑な歌を歌う。これは求愛において非常に重要な要素である。
この‘ネズミのセレナーデ(ネズミの恋の歌)’は超音波領域である。50〜100kHzでヒトの聞こえる範囲よりはるかに高域である。
それをヒトの聞こえる音域に変換すると、それは悲しげな笛の音のように聞こえる。と研究者は述べた。


Rare skill
これまで、マウスは音のピッチの再構築は出来ないとみなされていた。
発声学習(vocal learning※)と呼ばれるこの能力をもつ動物は自然界では稀であり、オウムのように歌う鳥(ソングバード)やクジラ、イルカ、アシカ、コウモリ、ゾウなどの一部の動物に限ってみられる能力である。
しかし実験からデューク大学の研究者はマウスが発声学習に一致した行動特性と脳回路を持つと言った。

少なくともマウスの発声に関連する脳はヒトの脳と同じ場所であった。
ただマウスの発声がヒトやソングバードと同じであるかについては明確な証拠がまだ十分ではない。

マウスはこの発声学習についてはニワトリとソングバードもしくは霊長類やヒトの中間に位置する程度の能力を持つのではないかと考えると研究者は言った。


Living in harmony
異なるピッチの音声のオスのマウスを一緒のケージに収容すると、8週間ほどで除々に彼らの歌のピッチがそろってくることが分かった。

「2匹のオスがいるケージに1匹のメスを入れると、片方のオスがもう片方のオスにピッチを合わせる。多くの場合、小さな個体が大きな個体に合わせるようであった。」
Dr Jarvis はこれを重要な発見であると主張した。

しかし他の見解を示す研究者もいる。
音声コミュニケーションの専門家はオスのマウスの発声行動に関する研究に疑問を投げかけ、オスのマウスにおいてピッチがそろう件について懐疑的である。

彼が懐疑的になる理由にサンプル数の不足があがっていたが、統計学的に有意である範囲であると
Dr Jarvisは懐疑的な意見に対し反論した。

論文の詳細→
Plos One journal.



※vocal leaning:発声学習
他個体から音声パターンを聞きそれを脳内に記憶し、声にだす。そして聴覚を頼りにフィードバックをかけて自分の発声を修正すること。
インコに名前などをおしえると、おしえたことを言えるようになるのがそれ。





■■読んでみての感想■■
今後の研究の行く末が気になりますね。
動物の行動について知る時、それが各々の動物種固有のものであるか、ヒトを含む複数の動物に共通したものであるかも興味の赴くさきであるように思います。


トリ(ソングバード)たちは発声をコミュニケーションツールとして用います。
特にオスからメスへの求愛のシーンにおける‘さえずり’は単語の連続ではなくいわゆる歌のような特徴をもっています。
記事でも触れられていましたがソングバードがさえずりを覚えるメカニズムとヒトが言葉を覚えるメカニズムは神経行動学的に非常に似ているのです。
ネズミ(マウス)も音を聞き、私たちと同じような経路でそれを脳内で変換し、さらにはそれを再現しようとしているのでしょうか。
今後、ほんとうに音声がマウスの求愛行動に用いられているのか、求愛行動以外には用いられないのか、他個体に音のピッチを合わせることで起こりうる有益なこととは。などがデータに基づき明らかになる事柄に期待したいと思います。


今回の記事ではそれがまだ考察を重ねるべきステージにある旨がアピールされていました。
そのようなステージの研究がニュースとしておもてに出てくるという時点で興味深い分野というふうにも思います。今後が楽しみです。




↓気温が下がり、いっきに冬気分。
P1010811.JPG
ブリトー風。。。




P1010813.JPG
いまからこれじゃあ先が思いやられる。。

| 娘雑記帳 | 20:00 | comments(0) | - |
犬の話しのつづき。

こんにちは
ノーベル医学生理学賞がニュースになっていますね。
受賞の連絡の電話がかかってきたとき何をしていたかというのが話題になっていました。
受賞者は壊れた洗濯機を修理しようと座った瞬間で、家族はソファでうたたねをしていた時だったと聞きました。
私にはノーベル賞をとることは当然できないうえに洗濯機を直すことも出来ない(直そうと思うことすらおそらくしない)、出来そうなことと言えばソファでうたたねくらいのものだと思ってニュースを聞いておりました。なんでも自分に置き換えれば良いというわけではないということは知っていたはずなのに。。。




さて、前回のつづきです。
Dogs recognise their owner's face
犬は飼い主の顔を見分けるか。
http://news.bbc.co.uk/earth/hi/earth_news/newsid_9115000/9115668.stm


研究者は実験の協力者二人に対しにそれぞれ違うドアから部屋の外に出るよう指示し、犬にどちらか一方のドアに近づけるようにした。
多くの犬は実験中、大半の時間飼い主を見つめていてさらに飼い主が出て行ったドアを選びその前に行った。

研究者は結果を‘想定内’としながらも、それは過去に誰も実験しなかった事実とした。
もし犬が混雑した場所や群衆に囲まれた場所に置かれたとき、彼らがいかに飼い主を優先的に見つめているかに気付くだろうともその研究者は言った。

第二段階として実験協力者に対し、顔を覆うよう頼んだ。協力者は袋を被って部屋のなかを歩いた。

Experiment to measure dog attention carried out by scientists at the University of Padua (Image: P Mongillo)
↑顔を覆って犬の前を横切る実験協力者。顔を覆うと犬はあまり気付けなくなる。


実験中犬たちは、(飼い主が顔を覆っていない時と比べて)飼い主に気付くことが減った。
このことから、犬は飼い主を顔で認識していることが明らかになった。

野生の犬の社会で彼らはボディランゲージや他の動物の指示に依存していることが分かっているが、家庭犬はヒトに同調していて人間の表情まで読み取ることができるのである。
‘これは長い間をかけて家畜化された結果である’と研究者は言った。
犬とオオカミを遺伝的に比較した結果、犬は15、000年から40、000年前に家畜化されたことが分かっている。


Dogs and dementia
犬と痴呆

同じ研究で犬の関心と加齢の関係についても調査された。
7歳以上を高齢犬とすると、それらの犬は飼い主へ注意を向けることは減り、飼い主の出て行ったドアに気付くことも減る。

犬の高齢化による認知障害がヒトの加齢に似ていることを示していると研究者は言った。
だから犬の加齢について学ぶと動物におこる加齢に関係する病気についても知ることが出来るのである。


■■読んでみての感想■■
非常にユニークな研究でした。
犬がヒトの顔を認識すると著者が決定づけたソースをさらに知りたいので原本の論文も読んでみようと思います。

オオカミと犬との大きな違いのひとつにヒトとの関係性があることが分かりました。
ヒトの近くにいる(犬の家畜化)過程で、犬たちはヒトを顔さらには表情で認識するようになったということを非常に興味深く感じました。家畜化される過程にはさまざまな社会的やり取りが存在したと思いますが、犬たちはヒトの顔を読み取ることでヒトと近接な位置を保ち有益なことを得ていたことが想像できます。

犬たちと接しておりますと彼らが私たちと非常にタイトな関係を求めていて、彼らが私たちのメンタリティに強く反応していることに気づきます。
ヒトに敏感に反応することこそが犬という動物の特徴であり、数万年という長い間ヒトのそばにいる理由なのでしょう。
今回の記事では触れられていませんが、犬が家畜化されることでヒトは狩りを円滑に出来たというメリットがあったとされています。現代の私たちは狩りをすることはありませんが、相変わらず犬たちはヒトのそばにいて私たちの表情を汲み取っています。私たちが犬と暮らす理由というのは物質的利益ではないとすると、さらに犬とヒトの関係が高尚なものに感じられるような気がいたします。
犬とヒトが仲の良い理由がまた分かった気がしますし、さらに彼らを知りたくなるような思いがしました。


↓箱に入るのが大好きな愛猫。



箱を積み上げたら喜ぶかと思ったけれどそうでもなさそうでした。


↓むしろ積み上げず一個のほうが居心地がよさそう


| 娘雑記帳 | 20:00 | comments(0) | - |
ガガ
こんにちは
レディー・ガガのツイッターフォロワー数が史上最高の3000万人を突破したというニュースを見ました。
3000万人もがフォローするからには、きっと何か理由があるのだろうと期待して彼女のアカウントをのぞくと「umm」とつぶやいていました。きっと日本語にすると「ふーむ」というような意味だと思います。
奇抜な衣装とウラハラにアンニュイな感じが人々の心をつかみフォローに至るのかもしれませんね。

たしかに下の写真のようなメイクで「ふーむ」と言われたら目が離せなくなるような気がしますものね。



Dogs recognise their owner's face
犬は飼い主の顔を見分けるか。
http://news.bbc.co.uk/earth/hi/earth_news/newsid_9115000/9115668.stm

犬たちが飼い主を認識するためにいかに視覚に頼っているかについての研究がなされた。

研究者は犬が見知らぬ人よりも飼い主をじっと追って見ていることを発見した。
あるジャーナルに発表された研究によると、人が顔を何かで覆っている場合のほうが犬はその人を認識しづらいようであった。


今まで多くの研究者が犬と人の相互関係について研究してきた。しかし、犬が好む人や犬はいかに飼い主を好きでいるかについてはほとんど研究がなされてこなかったとイタリアの大学の研究者は語った。
そしてこの研究者のチームはそれを証明する方法を考案した。

何もない部屋に犬をいさせ、犬の飼い主と飼い主でない人(犬の知り合いでない人)に部屋の中を何回か通ってもらう。
飼い主と飼い主でない人に犬の前を反対方向に歩いてもらい、犬の前で何回かすれ違うようにしてもらう。その時、犬は飼い主でない人に対して飼い主をどのくらいの時間見ているかを記録した。





■■読んでみての感想■■
なかなかユニークな実験のようです。
犬たちが飼い主や知り合い以外を区別していることはもちろんよく知られているところだと思いますが、どのように認識しているかについては深く知られていないように思います。

犬に一途な態度を向けられることは犬と暮らすうえでの楽しさのひとつであるのではないでしょうか。
「あなたのことが好きなんだ!」という彼らの一途な態度を感じるとなんとも言えない愛おしさがこみ上げる思いをした経験をお持ちの方も多いと思います。
私は犬のそういうところがとても好きです。
そのような愛しいふるまいが生みだれる過程が今回の記事から知ることが出来るのかもしれません。
においでもなく、音でもなく視覚なのでしょうか。
私たちが思う以上に彼らは私たちに熱い視線を送っているのかもしれません。



↓私の後輩にいただきました。



↓なかにはお菓子が入っていて。。



↓耳をたたむとスコティッシュ風。



↓しっぽもついている。








| 娘雑記帳 | 20:00 | comments(0) | - |
犬の足の裏
こんにちは
週末は大学時代の友人の結婚式に行ってきました。
結婚した友人はすがすがしい感じでとても綺麗でした。

同じく出席していた大学時代の同級生にも久しぶりに会うことが出来ました。
私と同じように親が獣医師で、親と共に生活をし一緒に働く友人も何人か来ていて話しが弾みました。
親獣医があちこちにカルテを書くためのペンを置きっぱなしにして困るなどの話しなどで盛り上がったのですが、だいたいみんな感じることは同じなのですね。
親が上司で同僚のいない生活をしているので大きく外れていないか心配になることもあるのですが、だいたい同じで良かったです。







さて、前回前々回とうさぎのクリッカートレーニングの記事を読んでいたのですが、まさかのシステムエラーで原文の元記事が見られなくなっていましたので、別の記事を読んでみました。

Pet dogs keep their feet from freezing
http://www.bbc.co.uk/nature/16426276

犬たちは足の裏にある特殊な循環システムにより冷たい地面から守られている。

日本人研究者は電子顕微鏡を使って犬の足の裏の内部構造について調べた。
彼らは犬の足の裏に、動脈から静脈へと冷たい血液を循環するシステムがあり、それがあるために身体に冷たい血液が回らないことに気付いた。
このシステムはペンギン、イルカなどほかの多くの動物でも確認されている。

(詳しくは→
Veterinary Dermatology.)

北極圏のキツネやオオカミはそれにより体温を保持し適応していることが知られていて、先の研究によると犬の足の組織はかなりの低温化でも耐えられることが分かっている。
日本のチームは家庭犬の足の裏においてもその能力が備わっていることを確認した。

電子顕微鏡を使用して、犬の足の裏の内部構造を確認したのである。

肉球の動脈と静脈は非常に近接し、冷えた血液を身体に循環させないシステムをもっているのである。
冷たい地面などにより足の裏の静脈が冷たくなると、心臓からあたたかい血液が汲みだされそれが近接する動脈へ伝わり体温を保持しようとするのである。
したがって身体を巡る前に血液はあたためられて、体温が低下するのを防ぐのである。

Cold specialists

南極のペンギンの翼や足に対向流熱交換システム(counter current heat exchange system)があることはよく知られているとこの教授は言った。
そして、家庭犬の足の裏にもこのような素晴らしいシステムが存在することを知って非常に興奮しているとも述べた。

今まではこのような特殊なシステムが家庭犬に存在するとは思われていなかった。
しかし、今回その存在が確認されたことで犬の祖先が寒冷地に住んでいてその土地に適応するためのシステムだったことが示唆されるかもしれない。


■■読んでみての感想■■
雪やこんこ、あられやこんこの歌を思い出しました。あの歌では犬は雪を喜び庭をかけまわるとなっていたと思います。

昔つくばで雪が降った時我が家の犬を雪の上を歩かせたところ、犬は四本中二本の足をあげて動かなくなったことを思い出しました。
今回の記事を読むとあの時の犬は冷たいからそのような行動をしたわけではなく、ふかふかとした雪の感触に違和感を感じていたせいだったのかもしれません。

動物の身体を知るたびに、身体は非常にシステマティックかつ他の臓器と均衡を保っていることに気付かされます。さらに動物の辿ってきた起源や進化を反映することもありドラマチックにさえも感じることがあり興味がつきません。
動物たちの行動と解剖学的構造が密接にかかわっていることも多いように思いますので、それを知り解いていくことも面白いかもしれません。


↓参照:ペンギンの対向流熱交換システム模式図。(artery:動脈、vein:静脈)


↓愛犬にcounter current heat exchange systemの外装を見せてもらいました。

| 娘雑記帳 | 20:00 | comments(0) | - |
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